春を知らせるポピー
春になると、一面に咲くポピー
風に揺られて
薄い和紙でつくったような
淡くて暖かい色をした、花びらが
春を感じさせますよね。
本日は、「ポピー」についてご紹介しますね。
「ポピー」の和名は、雛芥子(ヒナゲシ)
英名では、Corn poppy, Corn rose, Field poppyと呼ばれ
原産地は、ヨーロッパで江戸時代に渡来しています。
「ポピー」の科・属名は
ケシ科ケシ属
ケシ属は、60種以上が知られ
アヘンを採取するケシや園芸用のヒナゲシ、オニゲシ、アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)などが含まれます。
ちまたに咲いている、ヒナゲシからは、アヘンは取れません。
植えても大丈夫です。
皆さんご安心を。(笑)
ポピーの名で出回る花の多くはアイスランドポピーです。
学名は、Papaver rhoeas
「Papaver」は、ラテン語の「papa(粥)」が語源となり
幼児を眠らせるため、お粥(おかゆ)に催眠作用のあるケシ属の乳汁を加えていたことにちんでいます。
開花時期は、4月~6月
早咲き遅咲きがあり、出回り時期は3月~5月
花色は赤、白、黄、ピンク、オレンジなど
毛の生えた蕾は、初めは下を向いていて
咲く時に上を向き
蕾の先端が2つに割れて花が咲きます。
基本の花びらは4枚ですが、八重咲きもあります。
花持ちは、3日程で
花びらが散った後は、ドライフラワーにすることができます。
ドライフラワーになった「ポピー」はこんな感じです。
咲いている時の花姿とは違って
アンティーク感が出ていますね。(笑)
「ポピー」の花言葉
『いたわり』『思いやり』『恋の予感』『陽気で優しい』
花の色による花言葉
・赤:『慰め』『感謝』
・白:『眠り』『忘却』
・黄色:『富』『成功』
赤いポピーの『慰め』の花言葉は
ギリシア神話で豊穣の神デメテルがこの花を摘んで自らの心を慰めたことにちなむといわれます。
白いポピーの『眠り』は
眠りの神ソムアヌが豊穣の神デメテルの苦しみを軽くするために、ケシの花で彼女を眠らせたという伝説に由来するともいわれます。
前回ブログにも書きました「マリーゴールド」も神話が関わっていましたが、「ポピー」も神話があるんですね。
ではでは、本日はこの辺で
今度は何を書こう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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