永遠の花 スターチス
ドライフラワーになりやすい花の一つであるスターチス
ピンクや白、紫などの色をした
ちょっとユニークな花姿は、素敵な引き立て役になってくれます。
今回は、そんなスターチスをご紹介します。
皆さん、ご存じでしたか?
ピンクや白、紫などの色をした場所って、ガクなんです。
ガクの中に、白や黄色の花を咲かせます。
小さくて可愛いですね!
開花期は4~7月で、5~6月に見頃を迎えます。
ガクの中に咲く花が枯れても、ガクはそのまま美しい姿をとどめていることから、海外では『永遠の花』と呼ばれることもあるんです。
ドライフラワーにしても、花色があせにくいことから、「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」「変わらない誓い」という花言葉がつけられました。
とても素敵ですね。
花の色によっても花言葉が変わってきます。
紫:「しとやか」「上品」
黄:「愛の喜び」「誠実」
ピンク: 「永久不変」
永遠の花『スターチス』の花言葉のように長い時を感じさせ
プロポーズや愛の告白などの贈り物に
その時の想いを花言葉にのせて、贈り物をしてみてはいかがですか?
最後にスターチスの簡単な概要を説明しますね。
スターチスという名前は、ギリシャ語で止めることを意味する「statizo」が語源になっています。
かつて下痢止め薬草として利用されていたことに由来しています。
また、花浜匙(ハナハマサジ)という和名をもち、日本には、昭和初期に入ってきました。
英名として、スターチスの他に学名上の名前「Limonium」から、リモニウムとも呼ばれます。
スターチスは世界に150種以上あり、世界中の海岸や砂漠、荒れ地に自生しています。
代表品種について、いくつかまとめてみました。
- ハイブリッド系
カスピアとラテフォリアという品種を元に交配して作られた品種
四季咲性、ボリューム、鮮やかな花色と大きな花びら、花もちがよいといった、親の性質を受け継いでいます。
- スターチス・シヌアータ(リモニウム・シヌアータ)
日本では最も多く栽培されているといわれている品種
切り花としてよく栽培され、園芸では一年草として扱われます。
耐寒性のある宿根草で、青、紫、ピンク、黄、白、赤などと彩が豊富です。
- リモニウム・シヌアツム
地中海沿岸から小アジアを原産とする種類で、単にスターチスという本種を指します。
本来は多年草ですが、寒さや暑さに弱い性質から、園芸では一年草として扱われます。
- リモニウム・ボンデュエリ
アルジェリアに分布している多年草
花・ガクが両方とも黄色をしています。
シヌアツムに比べて穂が小さく、繊細な印象があります。
- リモニウム・ベリディフォリウム
ヨーロッパ・コーカサス・シベリアなどに分布している多年草
宿根スターチスという別名で流通しています。
切り花として栽培されることが多いです。
- リモニウム・ラティフォリウム
ベリディフォリウム種とともに宿根草スターチスとして流通してます。
ルーマニアやブルガリアに分布しており、ニワハナビ、ヒロハノハマカンザシという和名をもっています。
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